学生の就業観形成と地元企業への就職を支援しようと、関東学院大学(横浜市金沢区)は2011年度から、県中小企業家同友会(石渡裕、橋本日吉代表理事) の会員企業のトップを講師に招いた「キャリア教育」講座を経済学部でスタートさせる。大学側は「さまざまな実践を積んだ経営者の経験談は生きた教材」とメ リットを強調、同友会も「地元にも世界に通用する魅力的な中小企業があることを学生に知ってもらう絶好の機会」と意気込んでいる。
同会の寄付講座の位置付けで、同会が県内の大学でキャリア教育を手掛けるのは初めて。大企業志向が強く就職難にあえぐ学生と、雇用意欲はあるものの学生が集まらない地元中小企業のミスマッチ解消にも期待を掛ける。
同大学で企業説明会を実施するなど交流があったことから、同会が「次世代を担う若者に、地域経済を支える中小企業家の経営実態を直接伝えたい」と大学側 に提案。1年時からキャリア教育に取り組み「経営者の体験的なビジネスキャリアを学ぶことで自己のキャリア形成に生かしてほしい」という経済学部の思惑が 一致、講座が実現した。
講座「実践ビジネスキャリア」では、同会副代表理事の堀江裕明・タイジ社長(川崎市、製造業)や田村隆タムラコーポレーション社長(同、物流業)ら第一 線で活躍する多様な業種の経営者12人が登壇。起業や事業継承の経緯だけでなく、成功までの苦労話や失敗例とその克服策について、経営者ならではの視点か ら具体的に解説する。同大学OBを含む若手社員による座談会も予定されている。学生と講師の討論や質疑にも時間を割くという。
2年生以上の選択科目(2単位)で、4月から半年間。
コーディネートと評価を担当する高橋公夫教授は「研究者では伝えられない現場の息遣いを感じ取ってほしい」と期待。堀江社長は「経営者の生きざまを通し中小企業で働くことの意義を理解してもらえれば」と話している。
学生の就職を支援する同大学キャリアセンターによると、学生の6割は県内出身で地元での就職を希望しているといい、「こうした学生のニーズにも応えられる」としている。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1102210003/
0 件のコメント:
コメントを投稿